公衆電話

  アメリカにはいろいろな電話会社が存在するため電話機のスタイルもさまざまなものが出回っている。しかし基本的なかけ方は同じなのでしっかりと覚えておきたい。

 まずエアリア・コード番号が同じ場合、例えばダウンタウンだとエアリア・コードが213局だが、そこから213局内(同じエアリア・コード内)に電話する場合は213の次の番号からダイアルするが、213局以外の番号に電話する時はまず1をダイアルし、その後エアリア・コード以下をダイアルする。電話番号は213ー629―1200(ホテルニューオータニ)とか310―646―5252(LAXエアポートインフォメイション)とか714―252―5006(ジョン・ウェイン空港)のようになっている。 (頭の三桁番号213、310、714がエアリア・コード)

 公衆電話を使う場合、まず25セントを投入しダイアルするとコンピューターの声で「あといくら追加投入せよ」というメッセージが流れる。アメリカの場合、最低3分程度の通話を前提にした金額を指示しており、それ以下だと、たとえ1―2分で終わるからつないで欲しいと思っても言われた金額のコインを投入しないとつながらない場合が多い。したがって長距離の場合そのコンピューターの声の指示に従ってその指定された額に達するまでコインを投入しなければならない。そして無事投入が終わるとやっとつながり相手を呼び出す音が聞こえてくる。

 一般にアメリカでは公衆電話からの通話料金は家庭からの通話に比べてべらぼうに高く設定されており、かなり近距離でも$1ぐらい必要になることはしばしばある。コイン回収の手間やその経費を考えれば当然のことかもしれないが、とにかく公衆電話を利用する際は事前にコインをたくさん用意しておきたい。またどんなに近距離でも最低$0.25は必要であることも覚えておきたい。

 「800」で始まる受信者払いのフリーダイヤルも頭に「1」を付け加えてからダイヤルする。またこのフリーダイヤルの場合でもとりあえず25セントを先に投入しないとかからない電話機もある(その場合25セントはあとから戻ってくる)。

 さてここで日本からやって来る者は、「そんなにコインが必要ならばなぜ日本のようにテレホンカード制にしないのか?」との疑問もわいてくるだろうが、実は大多数のアメリカ人はコインなど使わずに公衆電話を利用している。各自が公衆電話利用のための「暗証番号」を持っているからである。通話の際、コイン投入の代わりにその暗証番号をダイヤルすれば、その料金は毎月家庭の電話代に上乗して請求されてくるシステムになっているのである。

 このようにアメリカ社会では、電話に限らず「先に支払ってから使う」というプリペイド制はあまりなじまないようで、「先に利用してからあとで支払う」というクレジット制が常識化している。この習慣こそが昨今話題となっている「アメリカ人の貯蓄率の低さ」の根元にある問題なのかもしれない...。


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